2022年11月22日のウジさんへ

高校生のときからずっと、愛を表現する動詞の中で一番すきな英単語が”Adore”だった。
The Stone Rosesの”I wanna be Adored”という大好きな曲にも、人生のベスト映画『アパートの鍵貸します』のラストシーンでも使われているこの言葉を辞書で引くと、「敬愛する」「熱愛する」「崇拝する」という訳が出てくる。これはキリスト教圏ならではの表現だなと思う。
 
はじめてアッキンダを聴いたとき、「なんで英題にこの言葉を選んだんだろう?」と不思議に思った。
”아끼다“の直訳は「大切にする」「いつくしむ」で、どちらかというと「相手を見上げて恋慕う」というよりは、「自分よりもか弱い存在を守る」ようなニュアンスに受け取れたからだ。わたしが韓国語をまだまだよく知らない、わかっていないだけかもしれないけれど。
 
ウジさんを推し始めてしばらく経ったころ、彼が幼少期に通っていた英語塾の先生が牧師さんであったこと、教会に通って讃美歌や楽器を習っていたことを知って、なんとなく合点がいった。
彼のルーツであるクラシックやブラックミュージックも、デビュー曲の英題のセンスも、その経験を通して養われたものなのかもしれない、と勝手な想像を巡らせ、彼の感性の豊かさ、一朝一夕の付け焼き刃ではなく強固な土台の上で培われたのであろう音楽家としての才能に、勝手に感嘆していた。
 
前置きが長くなったけれど、結局なにが言いたいかというと、わたしのウジさんに対する気持ちを一言で表現するなら”Adore”という言葉がいちばんふさわしいということ。敬愛という表現が、ウジさんを想うとき抱く感情に最も近いと思う。
 
昨年の今日にも同じことを書いたし(読み返したらお気持ちポエムすぎてドン引きしたので記事は下げた)、1年経った今もいい意味で心境の変化がないことに自分でも驚くのだけど、ウジさんを推していてがっかりしたことや違和感を覚えたことがほぼない。
デビュー前〜デビュー後初期のコンテンツを見て、「攻撃的な態度を取るんだな」「怖いな」と思ったことはあるけれど、今のウジさんにはそういった負の面を全く感じない。
レーベルがクソすぎるとか、解釈不一致オタクの声がでかくてうざいとか、ふとしたときにオタクを続けるのがしんどくなったりとか、応援のモチベーションが一時的に下がったことはあったにしても、それはわたし個人の問題だし、ウジさんという存在に対して失望したわけじゃない。
 
この1年でほんとうにいろいろなことがあった。
ウジさんの音楽やパフォーマンスや言葉に何度も感動をもらったし、「わたしにはウジさんしかいない、ウジさんだけについていく、こんなにすきになれる人はきっとこの先しばらく現れない」と何度も思った。
 
AAAでベストプロデューサー賞を受賞したときは自分のことのように誇らしくて、喜んでいるウジさんを見て胸がいっぱいになったし、「ほら見たことか、わたしの推しがいちばんかっこいいでしょう」と自慢して回りたくなった。
 
グループ活動とプロデューサー業をなによりも優先して、個人の仕事はあまりしてこなかったウジさんが最高のソロミックステープを出したことも、ひとりで雑誌のモデルをしたことも、YouTubeの番組にひとりでお呼ばれしたことも、アパレルのアンバサダーになったことも、すべてが衝撃的で、これらをリアルタイムで経験できたことがほんとうに嬉しくて、幸せすぎて怖いくらいだった。
 
今年はライブ配信の頻度も異常で、普段は忙しくてセンイルのときくらいしかソロで配信をしないウジさんが、Ruby公開記念でライブをしてくれて(推しがめちゃくちゃ楽しそうにしているのが嬉しくて幸せでMVを回す手も止めて泣いた)、HANABIで来日したときは最早K-POP界のレジェンドとなったトゥニバースワールドカップを深夜から朝方にかけて6時間ぶっ続けで行い(アニメの紹介メントがおもろすぎてTwitterでプチバズを起こし、本国でパロディ動画が量産され、HOTリレーダンスの宣伝文句や今年のセンイルタグにも採用された)、ワールドツアー中にもホテルの部屋から配信してくれた(リアタイできず血の涙を流した)。
スケジュールの都合が悪くなければ、今日は今年4回目のソロ配信をしてくれるはずで、どのタイミングで来ても見られるようにシフトを在宅にした。宇宙工場でメンバーからプレゼントされたギターを抱えて嬉しそうにしているウジさんの姿が早く見たい。
 
今週末は、半年ぶりにウジさんに会える。
一番最初の抽選のときはあまりにも惨敗すぎて一瞬諦めかけたものの、どうしても東京ドームに入りたくて、執念で2日間のチケットを自名義でもぎ取った。こういうときの運やツキは謎に持っているほうだと思う。
 
ウジさんの夢も野望も、やりたいことを全部叶えてあげたくて、わたしにできる精一杯の応援をしてきたつもりだから、ドームという舞台に立たせてあげられることも、大切な思い出の一部を自分が構成できることもほんとうに嬉しくて、このためにオタクをしてきたんだよな、としみじみしている。
これからもウジさんがウジさんでいる限り、SEVENTEENSEVENTEENである限りは、細々とでもいいから、できるだけ長く応援したいと思う。というか、応援できる気がしている。
 
話がぜんぜんまとまらないけれど、わたしがいつも言っている「うじさん宇宙一だいすきだよ」はネタではなくガチで100%本気で思っていることなので、ウジさんにはずっと幸せでいてほしいし、そのためにできることはなんでもしたいし、邪魔をする諸々は滅びるよう末代まで呪います(これもガチで思っている)!
 
生まれてきてくれて、アイドルになってくれて、たくさんの素敵な楽曲を届けてくれて、わたしと出会ってくれて、ほんとうにほんとうにありがとう。わたしのウジさんへの愛は本物だよ!
 
お誕生日おめでとうございます。